営業本部 国産材営業部 北海道営業室 加藤幹大

山を熟知した先輩に教わる

 木材メーカーや製造工場なども受験しましたが、一つの会社で川上から川下まで、木材を多様な場面で扱うことのできる会社だと感じ、最終的に物林を選択しました。現在は、入札案件の山に入って立木の調査を行い、購入した立木から丸太を切り出し製材工場に納品するという川上の部分で仕事しています。難しいのは、丸太にはそもそも工業製品のようなかっちりとした規格がない点ですね。丸太を見て、どのような木材に利用できるかを見極めるには、経験を積んでいくしかないと感じる日々です。
 立木の調査では先輩社員と山に入りますが、最初は本当についていくだけでした。66歳のベテラン社員と歩いていると、「この地域の特徴は…」などと山のことを色々と教えてくれるのですが、「山や林、木のどこを見ているのか?」が分からないくらい経験値が違うと思い知らされます。「前にここで切った時は…」と説明してくれるのが、何十年前の出来事で「なんてサイクルが長いんだ!」と驚いたこともあります。

物林で育む将来の夢

 立木の調査後に入札への参加の是非、または入札価格を決める試算の打ち合わせを行いますが、最初は質問すらできませんでしたね。木からどのような丸太が切り出せるのか、どの丸太がお客様のニーズと合致するのかなどを、実例を交えながら先輩社員に教えてもらっています。回数を重ねるうちに、知識と経験の下地ができてきて、先輩方の話についていけるようになりました。木という生き物が相手なので、掴めない部分もまだまだありますが、その分、学びがいもあり面白味も大きいと思います。
 山に入り、丸太を切り出し工場に納品するまでの過程で今は仕事をしていますが、物林はその先も事業を展開しています。川上で扱う丸太が、例えば道の駅などの建物の構造材に姿を変えて利用されているのを見るとやる気を新たにしますね。
 将来的には川上だけではなく川下の知識も身につけ、大学時代に知ったインドネシアの木材を物林で買い付ける事業を起こしたいですね。日本名もまだついていない木ですが、耐水性などに優れストレスに強く、成長効率も良いので有効活用方法を考案して日本で普及させたいです。そういうことも、物林ならできると思っています。

※各社員の所属などは取材当時に基づきます。